「未経験可」の求人広告、実は未経験にも種類があるので注意が必要

繁忙期の人手不足を補う求人は基本的に条件が緩い

工場の求人は大別すると定年退職まで働くことができる通年雇用と、繁忙期など特定の時期に限って働く臨時雇用があります。このうち、臨時雇用は未経験可の謳い文句で求人広告が出されるケースが少なくありません。繁忙期になると製品の生産数が急増するため、通年雇用の工員だけでは手が足りません。ベテランの工員には重要な工程を任せ、誰にでもできる単純作業は臨時雇用の工員に従事させるのです。このような場合の未経験可は文字通り、工場での仕事を行ったことがない人も対象なので採用される条件が緩いと言えるでしょう。病気や怪我などで体が自由に動かせないなど、よほどの事情がない限りは誰でも働くことができると言っても過言ではありません。

業界や職種の経験が必須になることもある

「未経験可」と表記されている求人のすべてが誰でも採用されるわけではありません。臨時雇用の求人なら初めて工場の仕事に従事する人でも採用されることがありますが、通年雇用のように長く働くことを前提とした求人ではまったくの未経験者が雇われることは稀です。未経験と言ってもずぶの素人ではなく、機械操作の経験がある、似たような設備を持つ工場で働いたことがあるなどある程度の経験が求められます。同じ製造業に従事していた、工場ではないが製品の加工や運搬を行っていたなど、業界や職種の経験を持っている人が優先的に採用される傾向にあります。このような求人は大抵「業界未経験可」「職種未経験可」と表記されています。

しかし、求人によっては単に「未経験可」としか記されていないこともあるので事前の確認を忘れてはいけません。

女性が活躍する工場の一つは製造業です。働くスタッフは約半数を女性がしめています。力仕事より丁寧な仕事が必要とされることが多いためです。シフト制のためお子様がいる方の工場の転職先として注目されています。